こんにちは。
今日は苫米地英人さんの著書「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」の感想を書いていきます。この本は、自分がリラックスして仕事や勉強をできるきっかけになった本です。この本の感想を書いてみようと思ったのは、仕事や勉強に集中するために、体や心を緊張させないといけなかったからなんですよ。
ラクな状態でも、結果を出せるようになりたい、って思ってこの本を購入しました。
「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」は、業務や勉強で常に緊張している人、
もしくは努力とリラックスを両立したい人におすすめします。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! Kindle版
作業のつらさの解消方法
仕事の集中力が下がったり、眠くなったり、考えがまとまらなかったり、腹が立ったりすると、トイレに行って5分くらい歯を磨く。すると頭がスッキリして、仕事を再開できるのだそうです。
なぜなら、歯磨きで一時的にスッキリしても、1、2時間後には頭が使い物にならなくなるからです。そうしたら、あなたはきっとまた歯磨きをすることでしょう。
気分がダレる→歯磨きをする→頭がゴチャゴチャする→歯磨きをする。
つまりはその無限ループです。頭に積もったゴミを掃いてはすぐ積もり、掃いてはまた積もりをくり返す対症療法にすぎません。
こんな経験ありませんか? 歯磨き以外にも、お菓子を食べる、散歩に行く、などなど人それぞれだと思います。かといって、それらの気分転換なしに、作業を続けるとなると、それもつらいですよね。根本的な解決方法は、作業のつらさをなくすことです。
「 「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! 」を読むメリット
この本を読むメリットはやはり
「ラクして仕事ができる」ようになること、です。
これによって、
・努力できる、作業量を増やせる
・つらかった作業が、やりたい、楽しい作業に変わる
失敗体験は2度と思い出すな
「思い込み」が自分を作っている、と著者は言います。「自分はできない」という思い込みがあると、本当に仕事ができない人間になってしまうのです。
それは、実際の仕事でも、できる方法を思いつくのではなく、できない理由を探したり、できる方法があったとしてもそこに目を向けず、逃避してしまうということです。
では、「自分はできない」というような悪い思い込みは、どのように形成されるのか? それは、自分の悪い部分を何度も思い返すということが原因なのだそう。
「この前はこんな失敗したな。また次もやってしまうだろうな」とその出来事のたびに、失敗した経験を反芻してしまうことが、自分に悪いイメージを定着させてしまうのです。
これを解決するために、失敗体験は2度と思い出さないことが大切です。またまっさらな気持ちで取り組む、これが大事なんです。
「ラクして結果を出せる」という状態に変わる
とはいえ、思い出すなと言われれば言われるほど、思い出してしまうものですよね。 さらに根本的に解決するために、自分の悪いイメージを良いイメージに変える必要があります。
つまり、頭の中にごみがある状態や、その結果として『「仕事や勉強をするために体や心を緊張させないといけない」状態が普通』という悪いイメージが、自分にはすでについてしまっています。
自然体では悪い結果しか出せなかった、もしくは自然体で出した結果を、親や他人から否定されたという経験があったのではないでしょうか。
そして、その経験以降、ことあるごとにその出来事を思い出して、「自分は緊張してでも高いパフォーマンスを出さないといけない」という悪い自己イメージを作り出してしまったのではないでしょうか。
そんな失敗経験を何度も繰り返し思い出してしまった結果、仕事で緊張する状態が「自分である」と自分で思い込んでしまっている状態なんです。
でも、この本に興味を持ったあなたは、「ラクでいたい」と思っていると思います。今の悪い自己イメージのままラクでいようとすると、「仕事の手を抜く」ことを思いつくのでしょうか。
手を抜くとラクはできるものの、その結果、さらに仕事ができないという悪い自己イメージを強化する経験を作り出してしまいますよね。
もし良い自己イメージを持っていたら、ラクでいるために、「リラックスして仕事に没頭すること」や、「仕事が成功するイメージが自然と思い浮かぶ」、 「よいアイデアを出し、スピーディに行動できる」といった行動を起こせるようになるのです。
「ラクでいられる」状態= コンフォート・ゾーン
そうありたい自分の姿をイメージすることで、そのような良い自己イメージ、「コンフォート・ゾーン」を形成できるのです。「コンフォート・ゾーン」とは、自分が「ラクでいられる範囲」のことです。
「自分は人見知りで初対面の人が苦手だ」と考えている人は、初対面の人を前にすると緊張して動悸がします。それも「自分は人見知り」という思い込みに対する反応です。
「また、オレはモテる!」と思い込んでいる男性は、好みの女性を見つけると声をかけずにはいられません。それも、「オレはモテる!」という思い込みに対する反応なのです。
ラクでいられる、というのは、体力を使わないということではなく、自分が思っている自分のイメージと自分の行動が一致している状態のことなのです。なので、「仕事ができる状態」と「ラクでいられる」というのは両立することが可能です。
では、仕事ができる状態を「ラクでいられる」と感じるためには、「コンフォート・ゾーン」を変えることです。コンフォート・ゾーンを自分がそうありたい自分像に変えることで、自分の行動を自然と変えることができるのです。
例えば、「世界を飛び回る経営者でありたい」と思っている人は、コンフォート・ゾーンを新しく想像することで、自然とフットワークが軽くなり、ネットワークが広がっていきます。
コンフォート・ゾーンを鮮明にイメージする
コンフォート・ゾーンを変えるためには、そのコンフォート・ゾーンの状態を鮮明にイメージすることが大事なのだそう。
自分がこれまでに接した人物、これまでに観たテレビや映画などの記憶を合成して、新しいコンフォートゾーンのイメージを作ります。 そして、それをあたかも現在起きているかのように、臨場感を持って体感します。どのような場所で、どのような人々と、どのような話をし、人々はどのような表情をしているか、ゴールを達成するコンフォート・ゾーンの世界のイメージを細かく描きます。
そしてゴール達成に向かって、新しいコンフォート・ゾーンを保とうという意識(ホメオスタシス)が働き、そのイメージにふさわしい自分に変わっていきます。
まとめ
・「悪い自己イメージ」を作らないために、失敗体験は2度と思い出さない
・コンフォート・ゾーンを鮮明にイメージすることで、良い自己イメージを形成する
ラクな状態でも、結果を出せるようになりたい人におすすめします!
では、また
ここまで見てくれてありがとうございました。