こんにちは。
今日は中島聡さんの著書「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」の感想を書いていきます。
この本は、自分が事務作業のような簡単に終わる作業に、とりあえず取り掛かるきっかけになった本です。この本の感想を書いてみようと思ったのは、 自分が事務作業や研究の実験に取り掛かるまですごく時間がかかり、ストレスを抱えていたんですよ。
このままじゃだめだ!って思って、この本を購入しました。
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」は、仕事に取り掛かるまで時間がかかる人、
もしくは 取り掛かっても完璧を目指して疲れてしまう人におすすめします。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である Kindle版
仕事を終わらせるための 「ロケットスタート時間術」
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」は、元マイクロソフトの伝説のプログラマー、中島氏が書いた超速で仕事を終わらせることテーマにした時間術の本です。Windows95の制作チームだった著者である中島聡氏がこの40年間で培った効率的な仕事の仕方を自身の人生のエピソードとともに紹介していく構成になっています。
いまでは右クリックって当たり前に使ってますけど、あれ、中島さんが最初に開発したんですよ。ビルゲイツにプレゼンしたらしいです。
そしてそんな中島氏が「仕事は拙速を尊ぶ」という信念のもと、いかに納期までにきちんと仕事を終わらせるかを考え、効率的に終わらせるかを考えた結果生まれた「ロケットスタート時間術」について解説してくれています。
「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読むメリット
この本を読むメリットはやはり
「仕事を完了させる」ことができるようになること、です。
これによって、
・締め切りに追われなくなる
・未完のタスクがあるストレスから解放される
時間を制することで得られる3つのメリット
リスクを測定できる
出典:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作ることができる
誤差に対応できる
「スケジュール通り終わるかどうか・間に合うのか」のリスクを測定できれば、前倒しができて余裕のあるスケジューリングができ、会社や上司、メンバーに迷惑をかける心配は減ります。
期日ギリギリまで作業していたり締切りの見積もりが甘いと、何かあった時に結局仕事の質を下げてしまうか納期に間に合わない…なんてことが頻発してしまいますよね…。
早く帰れないどころか最悪徹夜だったり、「すいません…間に合いませんでした」なんて上司やメンバーに報告し迷惑をかけてしまうことも。
仕事が終わらない人の3つの理由
安請け合いをしてしまう
出典:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
ギリギリまでやらない
計画の見積もりをしない
「これらをしなくなれば仕事が早く終わる」ということです。そのために中島氏が実践している内容が「ロケットスタート時間術」です。
ロケットスタート時間術のやり方
1. すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終わる納期を導きだす。
出典:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
2. 最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際にその期間中に仕事量の8割を終える
3. 万が一、2割の期間内でほぼ完成まで持っていけなかった場合は、「危機的状況」と判断しスケジュールの見直し・延長を交渉する。
4. 2割の期間中は「マルチタスクをやめる」・「界王拳を使う」・「仮眠をとる」で仕事の効率を上げる
締め切りまでの、最初の2割の期間の使い方が重要なのです。とはいえ、取り掛かるのに時間がかかる自分のような人にとって、そんなに急ぐ必要がわかりませんでした。でも中島氏が言うには、
これは覚えておいてほしいのですが、すべての仕事は必ずやり直しになります。最初の狙い通りに行くほうがまれなのです。
出典:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
どれだけ、自分で完璧に仕事を終わらせたとしても、依頼者にその仕事を返すと、必ずなんらかの修正があるはずだ。であれば、ギリギリで仕事を返すのではなく、すぐに終わらせることだ。
ということです。確かに、早く終わらせれば、仕事に追われるストレスもないですし合理的ですよね。
つまり、仕事は頭を悩ませる時間より、早く取り掛かり完了させるほうがいいということなのです。
まとめ:ロケットスタート時間術のやり方
- スタートダッシュする。
- 最初の2割の期間で、8割の仕事を完了する。
- 2割の期間内を、スケジュールの見積もり期間にする。
- 2割の期間中は「マルチタスクをやめる」・「界王拳を使う」・「仮眠をとる」で仕事の効率を上げる
仕事に取り掛かるまで時間がかかる人におすすめします!
では、また
ここまで見てくれてありがとうございました。